いきなり長所を聞かれても、自分に長所なんてない…と悩んでいる就活生も多いのではないでしょうか?
そんな悩みを解決するために、長所の見つけ方と書き方を解説します!
目次
自分の長所がわからない3つの要因

自分の長所がわからない原因は3つあります。
1.気づいていないだけ
長所があっても自分の中では当たり前だと思っているので、気付いてないことがあります。
自己分析をしっかりしましょう。
自分の長所が明確になり、仕事への適性も分かってくるはずです。
客観的な視点で自己分析をしましょう。
2.長所だと思えない
自分の短所はすぐにわかっても、自分の長所がわからない人が多いです。
謙虚にならず、長所だと思うところをどんどん書き出しましょう。
3.長所を特別な才能だと思っている
エントリーシートや面接で求められる長所は、自分の個性や特徴を指しています。
さらに言うと、他者と比較して優れている能力ではなく、自分の中で最も優れている能力のことです。
ハードルを下げて自分と向き合ってみましょう。
長所の種類

長所は大きく「自分自身の長所」と「外部の評価による長所」に分けることができます。
自分自身の長所
「協調性」「責任感」「コミュニケーション能力」などの長所です。
このような長所は、自分の経験によって説明することができるので、話す(書く)場合は、エピソードを交えて伝えることが出来ます。
外部の評価による長所
例えば「TOEIC800点」「大学での研究による評価」「課外活動で得た成果や評価」などが挙げられます。
「TOEIC800点」などの資格は証明が簡単ですが、後者のようなものに関しては、深掘りされることがほとんどです。
「なぜその研究に興味を持ったのか」「問題が起きた時はどうやって解決したか」など、回答の準備をしておきましょう。
長所の見つけ方

おすすめの長所の見つけ方は、以下の3つです。
- 過去の経験を振り返る
- 短所を長所に言い換える
- 企業研究をする
順に解説していきます。
過去の経験を振り返る
部活動やサークルなど、あなたが取り組んだ活動を振り返ってみて下さい。
「困難だったこと」や「目標を達成したこと」など、印象的な体験があったと思います。
そんな時、あなたはどう行動したか。
これを思い出すことが重要です。
困難や目標に対してどんな努力をしたかを振り返りましょう。
短所を長所に言い換える
長所は短所の裏返しであることが多いです。
例えば、あなたの短所が「気が弱い、引っ込み思案」だとしましょう。
しかし、あなたが相手のことをとても大事にしているからこそ、気が弱くなってしまうのかもしれません。
言い換えると、あなたの長所は「相手の気持ちを尊重すること」になります。
このように、自分の短所の裏返しから長所を発見することもできます。
他にも簡単な例を挙げると
・自己中心的 ⇒ ペースを崩さない
・頑固、意地っ張り ⇒ 意思が強い
・大雑把 ⇒ おおらか
長所が見つかったら、その裏付けとなるエピソードも準備しておきましょう。
企業研究をする
どうしても長所が見つからない場合は、この方法を試してみて下さい。
企業のホームページや説明会から、その企業がどんな能力や人材を求めているのか確認し、自分に当てはまりそうなものを長所にしましょう。
強引に作った長所なので、面接で深堀された時に矛盾しないように注意しましょう。
避けたほうがいい長所

避けたほうがいい長所は以下の3つです。
- 他の学生と被りやすい長所
- 仕事に活かしにくい長所
- 弱い長所
順に解説していきます。
他の学生と被りやすい長所
「行動力」「好奇心旺盛さ」「チャレンジ精神」「素直さ」etc...
多くの就活生が回答する長所は、できれば避けましょう。
もしそのような長所を選ぶなら、他の就活生と差別化できるか考えましょう。
仕事に活かしにくい長所
面接の目的の1つは「自社の業務で活躍できる人材か」調べることです。
なので、あまり仕事と関係ない長所は避けましょう。
例えば「運動能力」「笑顔」「マナー」など、伝え方次第ではありますが、業務に関係する長所を探した方が良いです。
弱い長所
かなり抽象的になりますが、以下のような長所も避けたほうが無難でしょう。
・成長する可能性が低い
・話が広がりにくい
・抽象的
例えば「清潔感がある」「マナーが身についている」「作業が早い」など、企業が求める人物像から離れる長所も避けましょう。
分かりやすい長所の書き方・伝え方

面接や書類選考を勝ち抜くために、長所の分かりやすい書き方・伝え方を解説します。
ポイントは以下の3つです。
- 結論から伝える
- 具体的なエピソードを交える
- 仕事への活かし方を伝える
順に解説していきます。
結論から伝える
最初に結論を伝えることで、「これからその結論について話すんだな」と誰でも理解できる構成になります。
冒頭は「私の長所は○○です」と伝えましょう。
面接の他の質問にも応用できるので、覚えておきましょう。
具体的なエピソードを交える
長所だと思う理由やエピソードを具体的に伝えましょう。
「私の長所はコミュニケーション力です」と言われても、具体的なエピソードがないと、説得力がありません。

ということになってしまうので注意しましょう。
仕事への活かし方を伝える
自分の長所が仕事にどう活かせるか伝えることで、面接官が入社後の姿を想像しやすくなります。
できれば「どの部署で、どう活かすのか」まで伝えられると、さらに説得力が増し、志望度の高さもアピールできます。
長所一覧

自分の長所を伝える時に使える、単語一覧をご紹介します。
経済産業省が発表した「社会人に必要な基礎力」で、採用担当者が「求める人材」を定義するときに参照しているものです。
これらの単語を意識すると、長所がアピールしやすいので、ぜひ参考にして下さい。
<前に踏み出す力>
・主体性
物事に進んで取り組む力
・働きかけ力
他人に働きかけ巻き込む力
・実行力
目的を設定し確実に行動する力
<考え抜く力>
・課題発見力
現状を分析し目的や課題を明らかにする力
・計画力
課題の解決に向けたプロセスを明らかにし準備する力
・想像力
新しい価値を生み出す力
<チームで働く力>
・発信力
自分の意見をわかりやすく伝える力
・傾聴力
相手の意見を丁寧に聴く力
・柔軟性
意見の違いや立場の違いを理解する力
・状況把握力
自分と周囲の人々や物事との関係性を理解する力
・規律性
社会のルールや人との約束を守る力
・ストレスコントロール力
ストレスの発生源に対応する力