留年してしまったけど、就活に影響あるのか?
もう1年就活するために留年しても大丈夫なのか?
そんな心配がある人もいるのではないでしょうか。
そこで今回、3回の留年を経験してベンチャー企業に内定が決まった方(以下Aさん)にお話を伺い、内容をまとめたので参考にしてみて下さい。
・3回留年しても内定をもらえた理由
留年は就活に不利なのか?

Aさんは、4年生の時に内定を貰っていましたが、1回目の留年を経験。
5年生の時は、就活をしなかったそうです。
休学を挟みながら6年生になり、2回目の就活で内定を貰いましたが再び留年。
7年生になって再び休学を挟みながら、3度目の就活で内定を獲得し、無事卒業しています。
Aさん曰く、面接で必ず「なぜ留年したの?」と理由について聞かれるそうです。
そこで「留年した理由」を答えられるかが大きなポイントになるでしょう。
当たり前の結論になりますが、結局「前向きな留年」か「後ろ向きな留年」かどうかで、有利・不利が決まります。
3回留年しても内定をもらえた理由

では実際、Aさんの留年はどうかというと、前向きな留年が1回、後ろ向きな留年が2回だったそうです(笑)
4年生の時に勉強不足が理由で、6単位残して留年。
その時バイトをしていた個人経営塾の塾長に話をしたら「塾の運営や経営の部分も手伝ってくれ」と言われ、経営方針や教育内容を考えたり、お金の管理まで任せてもらったそうです。
そこでの経験があまりにも楽しくて、就活をせずにもう1年それに携わりたいと思って、休学・留年を決断。
そして、6年生で卒業しようと就活に挑み、無事内定をもらったが、残った6単位のうち4単位しか取れずに留年。
さすがに3度留年した時の面接では、留年した理由についてすごく突っ込まれたそうです。
そんなAさんが内定を獲得できた理由は2つあります。
1.就活に慣れていた
Aさんは3度の就活を通じて、100回以上面接を経験しています。
これは新卒の人にも言えますが、面接は慣れの部分がすごく大きいです。
「緊張しない」といった初歩的なこともそうですし、経験を積んでいくと「こんな伝え方をすれば魅力的に映る」ということが分かってきます。
2.前向きな留年があった
打ち込むことを見つけ、留年した1年間を無駄にしなかったことが大きいです。
実際、面接で個人塾の経営に取り組んだことを話すと、企業からのウケは良かったそうです。
留年を不安に思う人もいると思いますが、本気で取り組めるものを見つけられれば、その活動は評価されるでしょう。
ピンチはチャンスかも

今回、3回留年しても内定を勝ち取ったAさんにお話を伺いました。
後ろ向きな留年が2回あっても、前向きな留年1回で巻き返せるというのが分かったと思います。
留年してしまった方は悲観的に捉えず、時間ができたと思って、何か新しいことにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。