

そんな意見が飛び交うOB訪問。
「結局OB訪問はするべきなのか?」という疑問を解決すべく、就活を終えた150名の学生を対象に調査しました。
・内定率に差が出た理由
OB・OG訪問をしましたか?

調査対象は、超大手企業からベンチャー企業まで「難関企業」に内定をもらった150名です。
この150名に「OB・OG訪問をしましたか?」と聞くと
「OB訪問をした」と答えた人は約70%
「OB訪問をしなかった」と答えた人は約30%
という結果になりました。
さらに、OB訪問をした学生に、何回OB訪問をしたか聞いてみると、1人当たりの平均は10.5回となりました。
「そんなにしてるの?」と驚く方もいるのではないでしょうか。
ここから本題に入ります。
内定率=内定数÷エントリー数×100%
上記の式を用いて、OB訪問と内定率の関係性を見ていきます。
今回のテーマは「OB訪問をしたほうが良いのか」なので、下記の3つに分けて内定率を計算しました。
- OB訪問していない(0回):29.75%
- 平均(10.5回)未満:34.3%
- 平均(10.5回)以上:38.07%
調査した結果、OB訪問の回数が多い人ほど内定率も高いという結果になりました。
特に「0回」と「平均以上」では約9%の差が出ています。
内定率に差が出た理由

OB訪問で内定率に差が出た理由は、主に2つあります。
1つ目は「OB訪問を採用試験として扱っている企業がある」ということです。
大学のキャリアセンターに行くと「OB訪問のための名簿」がおいてあります。
その名簿には、企業から提供された連絡先が載っています。
つまり、OB訪問の窓口として、企業が特定の社員を設定しているということです。
キャリアセンターからOB訪問に申し込んだら、ほぼ面接だったという場合もあるので注意しましょう。
企業によっては、就活生の印象を人事へ報告することが義務付けられていることもあるようです。
もう1つの理由が「OB訪問は就活の大きな武器になる」ということです。
内定者達は
「OB訪問は、よりリアルな業界知識を得て、自分の志望動機をブラッシュアップさせる場」
「OB訪問は、志望動機や自己PRを客観的な視点で評価してもらう場」
と話していました。
社会人のリアルな知見を学び、面接で勝てる志望動機や自己PRにしたということでしょう。
「じゃあ有利になるならやっておこう」と思ったあなたは要注意です。
はっきりとした目的もなくOB訪問をすると、時間の無駄になってしまいます。
何をするのか目的を決めて、OB訪問に行きましょう。