内定をもらった後、内定式までに何かする必要があるのか、気になっている人もいると思います。
この記事では、内定後から内定式までの流れをご紹介します。
内定が取り消しになるケースも紹介していますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
内定はいつ通知される?

「日系大手企業」「外資系企業」「ベンチャー・中小企業」の3つに分けて解説します。
<日系大手企業>
日系大手企業は経団連に所属している企業が多いため、6月に選考が開始され、おおよそ1か月以内に内々定を出し、10月1日以降に内定を出す企業が多いです。
これは、経団連が定める「採用選考に関する指針」に「正式な内定日は、卒業・修了年度の10月1日以降とする」と記載されているからです。
内定・内々定についても解説しています
<外資系企業>
外資系企業は経団連に所属していないため、大学3年の12月頃に内定を出します。
優秀な学生を早い時期から確保するため、外資系企業の採用活動は早期に開始することが多いです。
外資系企業の多くは大学3年の8月にサマーインターンを実施するので、6・7月にサマーインターンの選考が行われます。
その後、10月に求人が出て企業説明会、11月に筆記試験、12月に面接があり、そこで順次内定を出す流れです。
外資系企業の採用活動はスピーディーな日程であるため、乗り遅れないよう注意が必要です。
<ベンチャー・中小企業>
ベンチャー・中小企業が内定を出す時期は、大学3年の3月から大学4年の8月頃です。
なぜこんなに幅があるのかというと、経団連に所属していない企業が多く、大手企業との差別化を図るためです。
中には、より早くから内定を出したり、ぎりぎりまで採用活動を行ったりする企業もあります。
ベンチャー・中小企業は柔軟な考え方で、より優秀な学生を獲得するために、独自の採用を行っています。
内定が出た後から内定式までの流れ

ここでは大きく
- 内定連絡
- 入社意思の連絡
- 内定通知書の受諾
- 内定式への参加(内定承諾書の提出)
の4つの段階に分けて解説します。
【内定連絡】
メールか電話で企業から内定連絡があります。
最終面接の会場で予め内々定を出しておく企業も存在します。
いずれにしても、企業からの連絡は見逃さないよう注意しましょう。
【入社意思の連絡】
内定の連絡が来たら、入社の意思を企業側に伝えましょう。
最終面接の会場で内々定を得た場合は、その場で内々定の承諾をすることになります。
【内定通知書の受諾】
お互い合意したら、企業から内定通知書が送られてきます。
郵送で送られてくることが多いので、いつも居留守をしている人は注意しましょう。
内定通知書と共に、手続きに必要な書類や内定式の情報が同封されている場合もあるので、大切に保管しておきましょう。
【内定式への参加(内定承諾書の提出)】
内定式への参加は、企業と学生の間に労働契約が結ばれたことを意味します。
基本的には、内定式への参加と同時に、内定承諾書の提出が必要になります。
以上の流れを頭に入れて、企業からの連絡や必要な手続きを忘れないように準備しておきましょう。
内定の取り消しに注意

コロナウイルスの影響で企業の業績が悪化し、内定が取り消しになるという事態が起こっています。
上述した通り、内定は労働契約を結んでいる状態ですが、多くの企業の契約開始日付が大学卒業後に定められているため、一定の条件を満たした場合、企業は学生の内定を取り消すことができます。
ここでは、内定取り消しになる場合をご紹介しますので、頭の片隅に入れておいて下さい。
【留年で卒業できない】
卒業できなくなった時点で、予定されていた日の入社が出来なくなることを意味しますので、企業から内定取り消しを言い渡される可能性があります。
【病気や怪我で入社できない】
大きな病気や怪我があった場合、上記と同じ理由で企業から内定を取り消される可能性があります
【必要な手続きをしない】
入社に必要な書類の提出をしなかった場合、企業から内定を取り消されることがあります。
【犯罪を起こす】
この場合は言うまでもなく、企業から内定を取り消されるでしょう。