面接で不採用になった時、不採用の理由ってよく分からないですよね。
手応えを感じたのに不採用になってしまった人もいると思います。
そこで今回、上場企業で人事を10年間経験したAさんに、面接で不採用になる理由を伺ったのでご紹介します。
身だしなみ

始めて会う人に対し、その人の評価の半分以上は第一印象で決まると言われています。
1度決まった第一印象を変えるには面接の時間だけでは足りないため、身だしなみは非常に重要です。
自分では問題ないと思っても、それを評価するのは「上司」「同僚」「顧客」といった周囲の人です。
面接の時は「クリーニングしたスーツ」「白いワイシャツ」「磨かれた靴」「清潔感のある髪型」で臨みましょう。
自分の言葉で話せていない

つまり、暗記した内容を話している状態です。
残念ながら、暗記してきた自己PRをスラスラ話す就活生の評価はあまり高くはありません。
本人が自信満々で面接を終えたと思っていても、不採用になる理由がこれです。
準備をする事自体は悪くありませんが、暗記した台詞だと就活生の本質が見えにくくなります。
面接はあくまで就活生の性格や能力を確認し、会社にマッチするか確認する場です。
面接官の質問に対して、シンプルに対話をしましょう。
一貫性がない

食品業界や素材メーカーなど、幅広い業界・企業を受ける就活生は、就活の軸や一貫性がないとみなされるため、不採用につながります。
就活の軸を固めるのに必要な事は「自己分析」です。
自分の性格や価値観を確認した上で、自分に合っている企業を探しましょう。
就活は最初のキャリアを選ぶ非常に重要な機会です。
自分の中で優先順位をしっかり決めてから、企業研究をして下さい。
逆質問をしない

「逆質問に積極性がない」「逆質問をしない」こういった就活生は不採用の候補となります。
逆質問とは「最後に何か聞きたい事はありますか?」という面接官からの質問の事です。
入社後のミスマッチを防ぐためにも、気になったことは聞いてみましょう。
昨今、人手不足が叫ばれており、企業も就活生から選ばれる立場である事は十分理解しているので、丁寧に答える企業は多いはずです。
気になる事があれば、面接だけでなく会社説明会やOB訪問などでも積極的に質問しましょう。
客観的な視点がない

面接官は、就活生の自己申告の情報を聞いています。
つまり、客観的な評価がなければ、出まかせを言っているようにしか聞こえないということです。
不公平に感じる人もいると思いますが、やはり「TOEIC●●点」「全国大会●位」といった客観的事実は説得力があります。
なので、バイトを頑張ったのであれば「どれ位勤務をして」「どれ位稼いだのか」、部長だったのであれば「何人の部員をまとめたのか」などを、具体的な数字を用いて面接官に伝えましょう。