【体験談】ブラック企業・ホワイト企業について解説

就職するなら、ブラック企業よりもホワイト企業がいいですよね。

しかし、どこからがブラック企業で、どこからがホワイト企業なのでしょうか? 

本記事では、実際の体験談をもとに、ブラック企業・ホワイト企業について探っていきます。

この記事の内容
・ホワイト企業ブラック企業とは

・ホワイト企業の体験談

・ブラック企業の体験談

・ホワイト企業の見つけ方

ブラック企業・ホワイト企業とは

一般的に、労働環境と待遇が優れている会社がホワイト企業と呼ばれており、細かい判断基準は数多くあります。

・残業時間が少ない
労働時間は1日8時間以下を基本とし、月40時間を超える残業を強要しない。

・基本給が高い
残業代やボーナスとは関係なく、毎月の給与が高いレベルで安定している。

・有休を取得しやすい
有休日数が多く、実際の有休取得率も高い。

福利厚生が手厚い
基本給以外の手当(住宅手当、家族手当、交通費補助など)が充実している。

他には、社員食堂や健康診断補助、施設やサービスを格安で利用できることもあります。

・コンプライアンスを遵守
労働基準法や契約を守り、社内ハラスメントへの対策も徹底されている。

違反社員にはきちんとした罰則がある。

・男女が働きやすい環境
「産休」「育休」「介護休」「時短勤務制度」など、性別に関わらず、仕事以外の人生を充実させる制度がある。

・人事情報が公表されている
「退職者数」「年齢」「性別比」などの情報を一般に公開しており、定年まで勤める人も多い。

・教育環境の充実
社員をきちんと育てるため、研修制度や資格取得の補助が充実している。

・評価制度が明確
上司の好みではなく、総合的で客観的な評価体系があり、役職や給与への反映も行われます。


ホワイト企業の信頼できる指標として、厚生労働省が認めた優良企業に贈られる認定マークがあります。

認定マークの種類

  1. ホワイトマーク認定
    労働者の安全・健康を第一とし、働きやすい企業
  2. ユースエール認定
    若手が働きやすい企業
  3. くるみん認定
    子育てをしながら働きやすい企業
  4. プラチナくるみん認定
    高水準の取り組みを行い
    子育てをしながら働きやすい企業
  5. えるぼし認定
    女性が働きやすい企業

ブラック企業はホワイト企業と真逆で、過酷な労働環境と待遇を強要され、労働基準法に違反していることもあります。

就職前はホワイトに見える会社も多いので注意しましょう。

ホワイト企業の体験談

大手飲食メーカー勤務です。

営業職で体育会出身者も多いため、就活時の情報からハードな労働を覚悟していたのですが、高待遇の良い企業でした。

同期は約80名ですが、入社7年目でも退職者がほぼいません。

労働時間・給与・研修体制どれも満足ですが、感動したのは持病で入院したときです。

完璧なフォロー体制ですぐに休むことができ、療養中の給与は満額支払われ、復帰もスムーズでした。

ふだんの待遇のみならず、不測の事態が起きたとき、会社に守ってもらえるのはありがたいです。
(Eさん・女性・30歳)

待遇が良いことで有名なメーカーでエンジニアをしていたのですが、年長者との人間関係が苦手で「問題児」「できない人」扱いされていました。

入社3年目に、思いきってベンチャーに転職しました。

周りからは「バカだなあ」と言われることもありました。

給料はかなり下がりましたが、上司がいなくなったことで仕事がしやすくなりました。

翌年、大きな成果を出すことができ、情報誌で取り上げてもらうまでになりました。

前の会社にいたら、それなりの給与はもらっていたかもしれませんが、エンジニアとして大成することはできませんでした。

転職してほんとうによかったです。
(Sさん・男性・34歳)

ホワイト企業ランキングでも常連の、インフラを扱う企業に入社しました。

会社が公表している情報どおり、9時〜17時勤務で休みも多かったです。

若手の仕事は簡単な雑務で、残業もありません。

ただ、年功序列で給料が上がるのと、残業代で稼ぐことができないため、同世代の友人の平均給与とかなり差があります。

忙しくはありませんが、金銭面での不満が溜まる一方なので後悔しています。
(Yさん・女性・29歳)

年功序列で評価されるので、ずっと休職している人ややる気のない人も多く、ストレスを感じる。
(Oさん・女性・26歳)

会社の言う通りに動くだけでいいので、主体性がなくなる。

ぬるま湯のような環境で成長できず、転職して「使えない」と言われた。
(Tさん・男性・29歳)

「ルールで決まっていること」以外の融通が効かず、動きが遅い。
(Kさん・男性・31歳)

残業できないので手当がつかない。

その分給料が低かった。
(Yさん・女性・29歳)

長く勤める人が多いので、社内政治や人間関係に気をつかう。
(Uさん・男性・24歳)

ブラック企業の体験談

就職で重視したのは「やりがい」で、労働環境・待遇ともに最悪でしたが、憧れの仕事につきました。

体力には自信があったのですが、年齢と共に身体を壊して全く働けない状態に。

仕事漬けだったので、友人や家族とも疎遠になっており、金銭的にも困窮し「今まで何のために働いていたんだ?」と思いました。

なんとか転職しましたが、このときのことはトラウマです。

これから就活するみなさんには「今の自分だけでなく、将来の自分や生涯のプランをよく考えて」と伝えたいです。
(Kさん・男性・30歳)

出版社勤務です。

入社前は、育児休暇や生理休暇など「女性に優しい」福利厚生を導入したと聞いていました。

しかし、実態は男性社員が多く利用者はゼロ。

取得を渋られ、セクハラまがいの返答を受けたこともありました。

さらに「ノー残業デー」は、オフィス横のカフェで仕事をするありさま。

時短勤務や遠隔地勤務も申請すると、何かと理由をつけて却下されていました。

制度があるだけではダメです。

実際に使えるか確かめるべきでした。
(Mさん・女性・27歳)

給与が高いことに惹かれ、ITベンチャーに入社しました。

働いてみると残業と休日出勤がとても多く、基本給には見込みの残業代が含まれており、残業代がほとんど出ませんでした。

きちんと確認していなかった自分が悪いですが、労働時間に対しての給料はとても低く、割に合いませんでした。
(Nさん・男性・31歳)

1社目は常に成績ランキングが貼り出され、みなピリピリしていましたが、実力主義の風土は「成長したい」私にぴったりでした。

人手不足で様々なプロジェクトを担当したため、多くのスキルを身につけられました。

これを見込まれ他社にヘッドハンティングされたのですが、 ホワイトな環境にいた同期とはできることのレベルがちがうので、現在は 「即戦力」として異例のポストについています。(Hさん・男性・34歳)

ハードな環境でものすごく成長できる。
(Kさん・男性・25歳)

短期間で様々なスキルや人脈が得られ、いい条件で転職できることもある。
(Hさん・男性・34歳)

労働時間が長い分、同世代よりも給料が良く、役職をもらえた。

稼ぐことを重視しているので満足。
(Mさん・男性・31歳)

実力至上主義で、情熱を持った人が多いので、やりがいを感じる。
(Hさん・女性・28歳)

決まりが少ない分、交渉次第で柔軟な対応をしてもらえる場合もある。

社長を説得して週3勤務でOKになった人もいる。
(Iさん・男性・29歳)

体験談を見ていると、何を優先するかによって、捉え方が違っていることが分かります。

自分の価値観をはっきりさせず世間の情報だけで判断すると、入社後のギャップにつながるので、自己分析をしっかりしましょう。

内定者はみんな知ってる|自己分析の正しいやり方

自分にとってのホワイト企業の見つけ方

体験談から分かるように、ブラック企業が合う人もいれば、ホワイト企業が合わない人もいます。

そこで「自分にとってのホワイト企業の見つけ方」をまとめました。

◆優先順位を決める
働くうえで自分が何を重視するか、優先順位をつけて考えてみて下さい。

ブラック企業ホワイト企業
残業が多く実務で成長できる残業が少なく研修やサポートがある
実力主義年功序列
仕事重視プライベートも重視
短期間でスキルを身に付ける1つの会社で長く働く
成長中安定性が高い

◆実態を把握する
会社説明会やネットで得られる情報だけでは、本当の労働環境や待遇は分かりません。

OB・OG訪問で実際に働いている社員に話を聞くことで、その会社の実態を把握することができます。

就活時には気にしていなくても、社会人から見ると重視すべき要素は沢山あります。

自分にはない知見を得られるので、なるべく多くの社会人に話を聞くと良いでしょう。

探し続ける
志望企業に受からず、自分に合わない会社に入ってしまうこともあるかもしれません。

しかし、そこで無理して消耗するより、自分にとってのホワイト企業を探すべきです。

就職後も広い視野を持ち、アンテナを張り続けましょう。

◆ヤバイと感じたらすぐ辞める
ブラック企業の中でも、メリットを感じて前向きに働いている人がいることは、体験談で分かりました。

しかし、メリットが何も無い「やばいブラック企業」も存在します。

「長時間労働」「低賃金」「ハラスメントの横行」「福利厚生が充実していない」など、どんなに頑丈な人でも働き続けるのは不可能です。

このような会社に入社してしまったら、すぐに辞めましょう。